CUBE SUGAR CONTAINER

技術系のこと書きます。

Seaborn

Python: TabNet を使ってみる

一般に、テーブルデータの教師あり学習では、勾配ブースティング決定木の性能の良さについて語られることが多い。 これは、汎化性能の高さや前処理の容易さ、学習・推論の速さ、解釈可能性の高さなどが理由として挙げられる。 一方で、ニューラルネットワー…

Python: LightGBM の学習に使うデータ量と最適なイテレーション数の関係性について

XGBoost は同じデータセットとパラメータを用いた場合、学習に使うデータの量 (行数) と最適なイテレーション数が線形な関係にあることが経験的に知られている 1。 今回は、それが同じ GBDT (Gradient Boosting Decision Tree) の一手法である LightGBM にも…

Python: LightGBM の cv() 関数から得られるモデルの特徴量の重要度を可視化してみる

今回は LightGBM の cv() 関数から得られる複数の学習済み Booster から特徴量の重要度を取り出して可視化してみる。 それぞれの Booster 毎のバラつきなどから各特徴量の傾向などが確認できるかもしれない。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductNam…

Python: statsmodels で時系列データを基本成分に分解する

時系列データを扱うとき、原系列が傾向変動・季節変動・不規則変動という基本成分の合成で成り立っていると捉えることがある。 傾向変動は中長期的な増加・減少といった変化であり、季節変動は例えば 1 ヶ月や 1 年といった周期的な変化を指している。 不規…

Python: 中心化移動平均 (CMA: Centered Moving Average) について

以前から移動平均 (MA: Moving Average) という手法自体は知っていたけど、中心化移動平均 (CMA: Centered Moving Average) というものがあることは知らなかった。 一般的な移動平均である後方移動平均は、データの対応関係が原系列に対して遅れてしまう。 …

Python: 時系列データの交差検証と TimeSeriesSplit の改良について

一般的に、時系列データを扱うタスクでは過去のデータを使って未来のデータを予測することになる。 そのため、交差検証するときも過去のデータを使ってモデルを学習させた上で未来のデータを使って検証しなければいけない。 もし、未来のデータがモデルの学…

Python: pandas のデータ型をキャストしてメモリを節約してみる

pandas の DataFrame は明示的にデータ型を指定しないと整数型や浮動小数点型のカラムを 64 ビットで表現する。 pandas の DataFrame は、表現に使うビット数が大きいと、メモリ上のオブジェクトのサイズも当然ながら大きくなる。 そこで、今回は DataFrame …

Python: LightGBM の学習率を動的に制御する

LightGBM の学習率は基本的に低い方が最終的に得られるモデルの汎化性能が高くなることが経験則として知られている。 しかしながら、学習率が低いとモデルの学習に多くのラウンド数、つまり計算量を必要とする。 そこで、今回は学習率を学習の過程において動…

Python: seaborn を使った可視化を試してみる

今回は、Python の有名な可視化ライブラリである matplotlib のラッパーとして動作する seaborn を試してみる。 seaborn を使うと、よく必要になる割に matplotlib をそのまま使うと面倒なグラフが簡単に描ける。 毎回、使うときに検索することになるので備…

Python: 相関行列を計算してヒートマップを描いてみる

以前、このブログで相関係数について解説した記事を書いたことがある。 相関係数というのは、データセットのある次元とある次元の関連性を示すものだった。 blog.amedama.jp この相関係数を、データセットの各次元ごとに計算したものを相関行列と呼ぶ。 デー…