Ubuntu 20.04 LTS のサーバ版をインストールした場合には、デフォルトでは GUI 環境が用意されない。 しかし、後から必要になる場合もある。 今回は、そんなときどうするかについて。 なお、必要な操作は Ubuntu 18.04 LTS の場合と変わらなかった。
使った環境は次のとおり。
$ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Ubuntu Description: Ubuntu 20.04.1 LTS Release: 20.04 Codename: focal $ uname -r 5.4.0-59-generic
もくじ
下準備
あらかじめ、リポジトリの情報を更新しておく。
$ sudo apt-get update
デスクトップ環境が必要なとき
デスクトップ環境が必要なときは ubuntu-desktop
パッケージをインストールする。
$ sudo apt-get -y install ubuntu-desktop
かなり色々と入るので気長に待つ必要がある。
インストールが終わったら再起動する。
$ sudo shutdown -r now
うまくいけば自動的にデスクトップ環境が有効な状態で起動してくる。
X Window System だけで良いとき
デスクトップ環境は必要なく、単純に X Windows System だけで良いときは xserver-xorg
パッケージをインストールする。
これは、たとえば X11 Forwarding を使って、リモートで起動したアプリケーションの画面をローカルに出したいときに多い。
$ sudo apt-get -y install xserver-xorg
X Windows System を使うアプリケーションとして xeyes
などを起動して動作確認する。
$ sudo apt-get -y install x11-apps $ xeyes
いじょう。
- 作者:もみじあめ
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