情報共有などのために、ささっと QR コードを作って読み込ませたいときがある。 そんなときは qrencode と viu を使うとターミナル上で完結して楽そうだ。
使った環境は次のとおり。
$ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 12.4 BuildVersion: 21F79 $ qrencode -V qrencode version 4.1.1 Copyright (C) 2006-2017 Kentaro Fukuchi $ viu -V viu 1.4.0
もくじ
下準備
まずは qrencode と viu をインストールしておく。
$ brew install qrencode viu
ターミナルで QR コードを作る
qrencode を使うと、次のように引数で指定した文字列を埋め込んだ QR コードが作れる。
-o
オプションで保存先を指定する。
$ qrencode -o greet.png "Hello, World"
できあがる QR コードはこんな感じ。
ターミナルで QR コードを表示する
ターミナルで QR コードを作ったなら、表示までターミナルで完結したい気持ちもある。 そんなときは viu で開くと良い。
$ viu greet.png
こんな感じで表示できる。
目視ではかなりざらついてるように見えるけど、デバイスに読み込ませてみるとちゃんと読める。
QR コードの堅牢性おそるべし。
もし読めないときは viu コマンドの -w
オプションとかを使って大き目に表示させると良い。
ワンライナーで QR コードを作って表示する
ちなみに qrencode も viu も標準入出力を読み書きできる。 そのため、両者を次のように組み合わせることも可能だ。
$ qrencode -o - "Hello, World" | viu -
これで、ファイルを介すことなく QR コードをターミナル上に表示できる。
めでたしめでたし。