CUBE SUGAR CONTAINER

技術系のこと書きます。

Google Cloud SDK の CLI でデフォルトのゾーンやリージョンを設定する

Google Cloud SDK の CLI を使っていると何度も --zone--region といったオプションを指定することになってめんどくさい。 いつも同じ場所を使うのであれば、デフォルトを指定しておくと便利になる。

使った環境は次の通り。

$ sw_vers                                                   
ProductName:    Mac OS X
ProductVersion: 10.14.3
BuildVersion:   18D109
$ gcloud version                             
Google Cloud SDK 239.0.0
bq 2.0.42
core 2019.03.17
gsutil 4.37

デフォルトのゾーンを指定する

デフォルトのゾーンは gcloud config set compute/zone で指定する。

$ gcloud config set compute/zone <ZONE>

例えば東京の C ゾーンを指定してみる。

$ gcloud config set compute/zone asia-northeast1-c

試しにゾーンの指定をしないで Compute Engine のインスタンスを立ち上げてみよう。

$ gcloud compute instances create gce-example \
  --preemptible \
  --machine-type f1-micro \
  --image-project ubuntu-os-cloud \
  --image-family ubuntu-1804-lts

いつもなら、プロンプトでどのゾーンに作る?って聞かれるけど、デフォルトがあると聞かれない。

ちゃんとデフォルトのゾーンでインスタンスが作られる。

$ gcloud compute instances list
NAME         ZONE               MACHINE_TYPE  PREEMPTIBLE  INTERNAL_IP  EXTERNAL_IP   STATUS
gce-example  asia-northeast1-c  f1-micro      true         10.146.0.4   34.85.89.254  RUNNING

デフォルトのリージョンを設定する

同じようにリージョンも設定できる。

$ gcloud config set compute/region <REGION>

例えば東京リージョンを指定するなら、こんな感じ。

$ gcloud config set compute/region asia-northeast1

デフォルトの設定を削除する

デフォルトの設定がいらなくなったときは、次のようにして削除できる。

$ gcloud config unset compute/region
$ gcloud config unset compute/zone

いじょう。