apt-get
で入る VirtualBox は古いので新しいソフトウェアと組み合わせると支障が出る場合もある。
なので Oracle が公開しているリポジトリを使って最新版をインストールする方法について書いておく。
インストール方法は以下の公式サイトに載っている。 Debian 系のシステムは全て同じらしい。
Linux_Downloads – Oracle VM VirtualBox
使った環境は次の通り。
$ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=Ubuntu DISTRIB_RELEASE=16.04 DISTRIB_CODENAME=xenial DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 16.04.2 LTS" $ uname -r 4.4.0-79-generic
まずは APT パッケージシステムのソースリストに Oracle のリポジトリを登録する。
使う Ubuntu のバージョンによって xenial
のところにあるコードネームを書き換える。
$ cat << EOF | sudo tee -a /etc/apt/sources.list > /dev/null deb http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian $(lsb_release -cs) contrib EOF
このままだとパッケージの検証ができずエラーになるので認証鍵をインストールする。
$ wget -q https://www.virtualbox.org/download/oracle_vbox_2016.asc -O- | sudo apt-key add -
あとは APT の設定を更新したら VirtualBox をインストールするだけ。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install virtualbox-5.1
ちなみにバージョンが上がるとカーネルモジュールもリビルドが必要になるみたいなので dkms
も入れておいた方が良さそう。
$ sudo apt-get install dkms
Nested Virtualization するなら qemu/KVM 一択だけど、しないときは VirtualBox もお手軽で良いね。
- 作者:もみじあめ
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