今回は Multipass で作った仮想マシン上で X Window System のアプリケーションを使う方法について。 やり方としては、Multipass の仮想マシンに ssh(1) を使ってログインできるようにした上で X11 Forwarding すれば良い。 使った環境は次のとおり。 $ sw_v…
今回は Vagrant の仮想マシンで X Window System のアプリケーションを使う方法について。 これには、ローカルのマシンに X Server をインストールした上で、X11 Forwarding する必要がある。 使った環境は次のとおり。 Vagrant は ISA が x86 のマシンでし…
サーバ版のインストールイメージを使ってセットアップした場合など、デフォルトで X Window System やデスクトップ環境が入っていないことがある。 しかし、後から必要になることも多い。 そこで、今回は Ubuntu 22.04 LTS にデスクトップ環境や X Window Sy…
主に RHEL 系の GNU/Linux ディストリビューションで採用されている RPM 形式のパッケージファイルからファイルを取り出す方法について。 必要になってたまに調べることになるのでメモとして残しておく。 使った環境は次のとおり。 $ cat /etc/redhat-releas…
stress(1) を使うと、Unix 系 OS で動作しているホストの CPU やメモリ、ディスクに簡単に負荷をかけられる。 今回は使い方や動作などを一通り見ていく。 使った環境は次のとおり。 $ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Ubuntu …
以前の MLflow Tracking Server では、アーティファクトを保存する場所については URI としてクライアントに伝えるだけだった。 クライアントは、サーバから教えてもらった URI に自分でつなぎにいく。 この形では、アクセスするためのクレデンシャルがそれ…
Linux のコンテナ仮想化を実現する機能の一つに Namespace がある。 Namespace はプロセスが動作する際のリソースをカーネルの中で隔離 (分離) する仕組み。 Namespace は隔離する対象のリソースによって色々とある。 man7.org 今回は、その中でも IPC (Inte…
自宅にあるオンプレマシンでグラフィックカードを GPGPU の用途に使用していると、消費電力や発熱は切実な問題になりうる。 特に昨今は電気代の値上がりも著しいし、発熱は製品寿命の短縮や夏だと室温の上昇につながる。 そこで、今回は Linux の環境で nvid…
情報共有などのために、ささっと QR コードを作って読み込ませたいときがある。 そんなときは qrencode と viu を使うとターミナル上で完結して楽そうだ。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 12.4 BuildVersion: 21F79…
一般的に、子どもを一人育てるのには 2,000 万円かかるとか言われている。 しかし、何も子どもが生まれた瞬間に 2,000 万円が必要になるわけではない。 もちろん、2,000 万円を均等に割った額が毎年かかるわけでもない。 そもそも、こういった数字はあくまで…
ストレージ機器を破棄または譲渡するときには、漏えいを防ぐためにあらかじめデータを消去しておく必要がある。 このとき、データの消去は後から読み取りが難しいように実施しなければいけない。 後から読み取りが難しい形でデータを消去することは Secure E…
たまに、新しい機能が使いたいなどの理由で、Linux カーネルのバージョンを新しくしたいときがある。 そんなとき、Ubuntu であればビルド済みのパッケージが提供されているため、比較的容易にカーネルを入れ替えることができる。 使った環境は次のとおり。 $…
ふと、集約特徴量を作るための scikit-learn Transformer 互換な実装を巷であまり見かけないなと思った。 そこで、自作しているものを公開してみる。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 12.4 BuildVersion: 21F79 $ py…
今回は、Linux でプロセスのルートファイルシステムの場所を変更する機能の pivot_root について扱う。 プロセスのルートファイルシステムを変更するのは、古典的な chroot を使っても実現できる。 ただ、chroot は隔離したはずのルートファイルシステムから…
今回は「Linuxで動かしながら学ぶTCP/IPネットワーク入門」に載せようか悩んで、結局は載せなかった内容のひとつを扱う。 Linux の Network Namespace を使って作った 2 台のルータを、Keepalived (VRRP) を使ってホットスタンバイで冗長化する構成を組んで…
複数のマシンを使って動作検証をしていると、ログインやコマンド入力の操作が煩雑になる。 また、複数のマシンに共通で必要な操作があったりすると手数もかさむ。 今回は、そういった問題を緩和できる ClusterShell について扱う。 ClusterShell を使うと、…
今回は、Unix の古典的な機能のひとつである chroot について扱う。 chroot を使うと、特定のプロセスにおけるルートディレクトリを、ルートディレクトリ以下にある別のディレクトリに変更できる。 今回扱うのはコマンドラインツールとしての chroot(8) と、…
Prophet は Meta (旧 Facebook) が中心となって開発している OSS の時系列予測フレームワーク。 目的変数のトレンド、季節性、イベントや外部説明変数を加味した時系列予測を簡単にできることが特徴として挙げられる。 使い所としては、精度はさほど追求しな…
Apple Silicon 版の Mac を使っていても、依然として成果物をデプロイする先は ISA が x86-64 (amd64) のマシンであることが多い。 となると、どうしても x86-64 の環境を使って作業をしたい場面が出てくる。 もちろん、IaaS を利用してリモートにマシンを立…
今回は PFN が公開している OSS の xfeat を使った特徴量エンジニアリングについて見ていく。 xfeat には次のような特徴がある。 多くの機能が scikit-learn の Transformer 互換の API で提供されている 多くの機能が CuPy / CuDF に対応しているため CUDA …
ソフトウェアエンジニアリングの世界では、自動化されたテストを使ってコードの振る舞いを検証するのが当たり前になっている。 同じように、データエンジニアリングの世界でも、自動化されたテストを使ってデータの振る舞いを検証するのが望ましい。 データ…
Linux のコンテナ仮想化を構成する機能の一つに Namespace (名前空間) がある。 Namespace は、カーネルのリソースを隔離して扱うための仕組みで、リソース毎に色々とある。 今回は、その中でも PID (Process Identifier) を隔離する PID Namespace を扱って…
今回は glibc のバージョンをライブラリ関数と定数から取得する方法について。 結論から先に述べると gnu_get_libc_version(3) か、定数の __GLIBC__ と __GLIBC_MINOR__ から得られる。 使った環境は次のとおり。 $ lsb_release -a No LSB modules are avai…
Linux のコンテナ仮想化を構成する要素の 1 つに、カーネルの Namespace (名前空間) という機能がある。 Namespace には色々とあるけど、今回はホスト名と NIS (Network Information Service) 1 ドメイン名を隔離する仕組みを提供している UTS Namespace に…
今回は fork(2) で子プロセスの終了理由を判定してみる。 結論から先に述べると、子プロセスの終了を待つとき wait(2) に int のポインタを渡すと終了理由をセットしてくれる。 それをマクロで判定していけば良い。 linuxjm.osdn.jp 使った環境は次のとおり…
util-linux に含まれるコマンドの振る舞いを動的に解析したい場面があったので、手順を書き残しておく。 使った環境は次のとおり。 $ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=Ubuntu DISTRIB_RELEASE=20.04 DISTRIB_CODENAME=focal DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 20…
今回は PostgreSQL のテーブルに CSV ファイル経由でデータを読み込む方法について。 ちょくちょくやり方を調べている気がするのでメモしておく。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 12.1 BuildVersion: 21C52 $ uname…
どうやら、今のところ Network Namespace 1 内では Linux Bridge の STP (Spanning Tree Protocol) がサポートされていないようだ。 今回は、以下のような実験を通して、それを実際に確かめてみる。 単一の Linux Bridge 内にループを作ってストームを引き起…
今回は MariaDB のテーブルに CSV ファイル経由でデータを読み込む方法について。 ちょくちょくやり方を調べている気がするのでメモしておく。 使った環境は次のとおり。 $ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 12.1 BuildVersion: 21C52 $ uname -r…
Linux のコンテナ仮想化を構成する要素の一つに、カーネルの Namespace (名前空間) という機能がある。 これは、プロセスが動作する際のリソースを Namespace という単位で隔離して扱うための仕組み。 以下のとおり、隔離する対象によって Namespace は色々…