scikit-learn
scikit-learn には cross_val_predict() という関数がある。 この関数は、教師データを k-Fold などで分割したときに OOF (Out of Fold) なデータの目的変数を推論する目的で使われることが多い。 なお、OOF (Out of Fold) というのは、k-Fold などでデータ…
(2020-09-05 追記) LightGBM v3.0.0 から cv() 関数に return_cvbooster オプションが追加されました。 これにより直接 CVBooster のインスタンスが取得できるため、下記のコールバックを使う必要はなくなりました。 勾配ブースティング決定木を扱うフレーム…
最近、Kaggle などのデータ分析コンペで使われることの多い Adversarial Validation という手法について調べたり考えていたので書いてみる。 もくじ もくじ 背景 Adversarial Validation 試してみる 下準備 二つのデータが同じ分布に由来するとき 二つのデー…
今回は scikit-learn の cross_validate() 関数で、組み込みでは用意されていないような評価指標を計算する方法について書く。 使った環境は次の通り。 $ sw_vers ProductName: Mac OS X ProductVersion: 10.14.3 BuildVersion: 18D109 $ python -V Python 3…
今回は CatBoost という、機械学習の勾配ブースティング決定木 (Gradient Boosting Decision Tree) というアルゴリズムを扱うためのフレームワークを試してみる。 CatBoost は、同じ勾配ブースティング決定木を扱うフレームワークの LightGBM や XGBoost と…
表題の通り、k-NN Feature Extraction という特徴量抽出の手法に使う「gokinjo」という Python のライブラリを作った。 今回はライブラリの使い方について紹介してみる。 github.com k-NN Feature Extraction で得られる特徴量は、Otto Group Product Classi…
XGBoost (eXtreme Gradient Boosting) は勾配ブースティング決定木 (Gradient Boosting Decision Tree) のアルゴリズムを実装したオープンソースのライブラリ。 最近は、同じ GBDT 系のライブラリである LightGBM にややお株を奪われつつあるものの、依然と…
今回は、機械学習モデルのハイパーパラメータをチューニングするのに用いられる Python のフレームワークの一つとして Hyperopt を使ってみる。 このフレームワークは、機械学習コンペティションの一つである Kaggle でよく用いられるものとして知られている…
機械学習における分類問題では、扱うデータセットに含まれるラベルに偏りのあるケースがある。 これは、例えば異常検知の分野では特に顕著で、異常なデータというのは正常なデータに比べると極端に数が少ない。 正常なデータが 99.99% なのに対し異常なデー…
今回は機械学習におけるアンサンブル学習の一種として Voting という手法を試してみる。 これは、複数の学習済みモデルを用意して多数決などで推論の結果を決めるという手法。 この手法を用いることで最終的なモデルの性能を上げられる可能性がある。 実装に…
今回は、ハイパーパラメータを最適化するフレームワークの一つである Optuna を使ってみる。 このフレームワークは国内企業の Preferred Networks が開発の主体となっていて、ほんの数日前にオープンソースになったばかり。 ハイパーパラメータ自動最適化ツ…
今回は Spotify の作った近似最近傍探索 (ANN: Approximate Nearest Neighbor algorithms search) ライブラリの Annoy を試してみる。 ANN は k-NN (k-Nearest Neighbor algorithms search) の一種で、厳密な解を追い求めない代わりに高いスループットが得ら…
k-NN Feature Extraction (k-近傍法を用いた特徴量抽出) という手法があるらしい。 これは、文字通り k-NN (k-Nearest Neighbor algorithm: k-近傍法) を特徴量の抽出に応用したもの。 興味深かったので、今回は自分でも Python を使って実装してみた。 手法…
学習させた機械学習モデルにおいて、どの特徴量がどれくらい性能に寄与しているのかを知りたい場合がある。 すごく効く特徴があれば、それについてもっと深掘りしたいし、あるいは全く効かないものがあるなら取り除くことも考えられる。 使うフレームワーク…
今回は scikit-learn の FeatureUnion を pandas の DataFrame を一緒に使うときの問題点とその解決策について。 scikit-learn の FeatureUnion は、典型的には Pipeline においてバラバラに作った複数の特徴量を一つにまとめるのに使われる機能。 この Feat…
今回は scikit-learn の Pipeline に存在するキャッシュの機能を試してみる。 scikit-learn の Pipeline は、データセットの前処理・特徴量抽出からモデルの学習・推論までの一連の処理手順をひとまとめにして扱うことのできる機能。 以前に、このブログでも…
最近、意外とロジスティック回帰が使われていることに気づいた。 もちろん世間にはもっと表現力のある分類器がたくさんあるけど、問題によってどれくらい複雑なモデルが適しているかは異なる。 それに、各特徴量がどのように働くか重みから確認したり、単純…
今回はだいぶ小ネタ。 以前にこのブログでも記事にしたことがある scikit-learn の Pipeline 機能について。 blog.amedama.jp scikit-learn の Pipeline 機能は機械学習に必要となる複数の工程を一つのパイプラインで表現できる。 ただ、パイプラインを組ん…
K-分割交差検証 (K-Fold CV) を用いた機械学習モデルの評価では、元のデータセットを K 個のサブセットに分割する。 そして、分割したサブセットの一つを検証用に、残りの K - 1 個を学習用に用いる。 上記の作業で、元のデータセットを K 個のサブセットに…
機械学習モデルにおいて、人間によるチューニングが必要なパラメータをハイパーパラメータと呼ぶ。 ハイパーパラメータをチューニングするやり方は色々とある。 例えば、良さそうなパラメータの組み合わせを全て試すグリッドサーチや、無作為に試すランダム…
今回は、ハイパーパラメータ選びを含む機械学習モデルの交差検証について書いてみる。 このとき、交差検証のやり方がまずいと汎化性能を本来よりも高く見積もってしまう恐れがある。 汎化性能というのは、未知のデータに対処する能力のことを指す。 ようする…
機械学習では、元のデータセットに対して前処理や推論フェーズが何段にも重なることがある。 scikit-learn には、そういった何段にも重なった処理を表現しやすくするために Pipeline という機能が備わっている。 今回は、その Pipeline を使ってみることにす…
今回は pandas の DataFrame を scikitl-learn で交差検証しようとしてハマった話について。 だいぶ平凡なミスなんだけど、またやるとこわいので自分用にメモしておく。 使った環境は次の通り。 $ sw_vers ProductName: Mac OS X ProductVersion: 10.13.5 Bu…
以前このブログで LightGBM を使ってみる記事を書いた。 ただ、この記事で使っている Iris データセットにはカテゴリ変数が含まれていなかった。 blog.amedama.jp そこで、今回はマッシュルームデータセットを使ってカテゴリ変数が含まれる場合を試してみる…
今回は機械学習において学習済みのモデルを取り回す方法の一つとして pickle を扱う方法を取り上げてみる。 尚、使うフレームワークによっては pickle 以外の方法があらかじめ提供されている場合もある。 例えば学習済みモデルのパラメータを文字列などの形…
LightGBM は Microsoft が開発した勾配ブースティング決定木 (Gradient Boosting Decision Tree) アルゴリズムを扱うためのフレームワーク。 勾配ブースティング決定木は、ブースティング (Boosting) と呼ばれる学習方法を決定木 (Decision Tree) に適用した…
今回は、機械学習において分類問題のモデルを評価するときに使われる色々な指標について扱う。 一般的な評価指標としては正確度 (Accuracy) が使われることが多いけど、これには問題も多い。 また、それぞれの指標は特徴が異なることから、対象とする問題ご…
今回は多様体学習を使ってデータの次元を縮約する方法について。 これはデータの前処理として、主に二つの目的で使われる。 一つ目は、次元を縮約することで二次元や三次元の形でデータを可視化できるようにするため。 もう一つは、次元を縮約した結果を教師…
機械学習のアルゴリズムにおいて、人が調整する必要のあるパラメータのことをハイパーパラメータと呼ぶ。 これは自動では決められないので、色々な値を試したりして汎化性能が高くなるものを選ばなきゃいけない。 今回はハイパーパラメータを決めるのに scik…
今回は機械学習アルゴリズムの一つである決定木を scikit-learn で試してみることにする。 決定木は、その名の通り木構造のモデルとなっていて、分類問題ないし回帰問題を解くのに使える。 また、決定木自体はランダムフォレストのような、より高度なアルゴ…